天津市 爆発 救助活動 日本企業

 

中国・天津市の倉庫大爆発事故によって

廃墟と化した天津市の湾岸地区。

(事故直後の状況は先日の記事に詳しく書いています。)

 

大爆発が起きた理由と共に、

被害状況や爆発の規模なども明らかになってきました。

 

しかし、中国は報道規制を強化しており、

現地の記者団やインターネットで自由に報道活動を

行っている団体に対して処分を与えたりと

自国の情報管理に躍起になっているようです。

 

 

日本企業の被害状況 けが人や会社の損失

 

 

自動車産業では、トヨタ自社の建物のガラスが

割れた他、完成車両にも被害が出たそうです。

 

また、現地従業員もケガをしたそうですが、

夏季休暇のため製造ラインは止まっていて

被害はそれほど大きなものにはならなかったようです。

 

 

TOYOTA自動車の部品工場を多く持つ豊田通商

部品関連の組織を10社ほどおいていましたが、

爆風で建物のガラスやドアがへこんだり、

シャッターが壊れる等の被害が出たそうです。

 

 

パナソニックや出光興産も向上の窓ガラスシャッターが

割れましたが、夏季休業で会社員に被害はなく、ケガ人もなしで

なんと事故後も生産活動を行っているそうです。

 

 

 

日本企業で比較的被害が大きかったのが

富士重工業とイオンショッピングモールでした。

 

 

富士重工業は日本から輸出していた自動車百数十台が損傷する

被害を被ったそうです。

 

 

イオンでは、目立った被害は入口のガラスが割れたくらいですが、

お客さんが直接訪れるショッピングセンターのため

営業を停止することになりました。

ちなみに、再開の目途はたっていないそうです。

 

 

 

やはり800社以上も進出していた日本企業も被害を受けていました。

他の会社組織の倉庫の巻き添えを食らうなんて、

たまったもんじゃないですよね。

 

でも、先日紹介したフォルクスワーゲングループの

甚大な被害状況を見ると、

「運がよかったなあ」

と思わざるを得ませんけどね。

 

企業にとって大事な会社員にもけが人は少なかったですし、

不幸中の幸いといったところなのでしょうか。

 

 

天津市大爆発の理由は消防隊のずさんな行動のせいだった?

 

 

今回、中国天津市で発生した大爆発は

一度目はTNT火薬に換算して3トン相当、

2回目が21トン相当だったそうです。

 

 

実は、この爆発事故、

はじめは1台の車から出火したと通報があり、

消防隊が到着したころには、

多くのコンテナからの出火を確認したそうです。

 

 

その後、消防隊は火の勢いを止めるために

消火活動を行いますが、火の勢いが止まった後に

大爆発が起きたそうです。

 

 

 

これは、倉庫のコンテナに保管されていた

化学物質が水と反応したために起きたものだとされています。

 

日本では、場所によって消火器の種類がいくつか違っていることを

知っている方も多いと思います。

水によって危険な化学反応を起こす物質がある場所では

水以外の、それにあった消火器が置かれているのが通常です。

 

 

しかし、中国の消防隊は

「水をかけると危険なんて知らなかった」

とプロ失格とも言える恐ろしい発言を残しています。

 

 

つまり、今回の爆発事故が大惨事に拡大した原因は

中国のずさんな知識と対応によるものでもあったのです。

 

 

現在の中国天津市 化学物質に溢れて今なお危険な状態

 

 

天津市の倉庫には、

危険物に指定されている有機化学物質メチルエチルケトン

毒性が強く、放置すると大きな健康被害が出るシアン化ナトリウム

が置かれているとの情報もあり、

救助活動、消火活動に水が使えず、

むやみに危険区域に入ることもできず、

非常にやりづらい現状になっているようです。

 

 

現地の倉庫からは依然として有害物質が発生している状況で

二次災害の危険性もあるとしています。

 

そのため、中国は事故現場周辺の住民約6000人を

近所の学校などへ非難するように指示しているそうです。

 

 

 

あと、倉庫を運営する「瑞海公司」の社長はというと、

現在入院中とのことで、会話もロクにできない状況なんだそうです。

 

中国国内だけではなく、

世界中の大企業にも大きな被害をもたらした、

天津市の「濱海新区」で起きた大爆発事故。

 

中国は未だ「調査中」としていますが

私たちに真実が明らかにされる日は来るのでしょうか。

(たぶん絶対明らかにされても中国は否定するだろうな・・・)

 

中国・・・

やはりそこは日本人が踏み入れてはならない

とんでもない人間性をもった者たちが支配する国だったのだ。