又吉 火花 芥川賞 画像

吉本興業のお笑い芸人、ピースの又吉直樹さんの小説

「火花」(「火山」ではありません)

芥川賞を受賞するという快挙を成し遂げました。

 

内容も一般人に感情移入しやすい物語で構成されていて、

レビューも高評価で口コミもあっという間に広がり、

一冊の単行本小説の記録としては異例の104万部を突破しています。

 

昨今の暗いイメージがあった出版業界には

非常に明るいニュースですが、

又吉さんの「火花」、どうしてこんなに売れたのか、

あらすじや概要、そして又吉さんの少年時代と

苦しい下積み修行の経験・来歴を調べていくと納得の原因がありました。

 

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又吉がデビュー作「火花」で売れっ子作家になった理由 又吉直樹の性格・人物

 

 

 

火花のストーリーの概要は、

先輩とお笑い芸人のコンビを組んで芸能界を目指す主人公が

様々な体験を積むうちに、

 

「生きる意味とは何なのか」

「人生の勝者、成功者とは誰のことを言うのか」

「苦労しても失敗した人間は価値のない存在なのか」

 

ということを考えながら人生を歩んでいく状況を書いた、

今を生きる読者にとっては

非常にメッセージ性の強い、それでいて共感できる内容になっています。

 

 

そんな、多くの人に共感してもらえるような読み物が

書けるのには、又吉直樹さんのこれまでの経歴が深く関係していました。

 

 

 

元々、又吉さんは面白いことを考えることが好きな子供だったそうですが、

親友に「あまり一緒にいるときに変なことを言わないでくれ」

と言われて以来、無口になったんだそうです。

 

 

何を考えているかわからないとよく言われる又吉さんですが、

それは見た目だけの話で、

実は頭の中では想像力を働かして常に思考を巡らせていて、

それが観察力の強化に繋がったんじゃないかと語っています。

 

 

また、ピース又吉直樹さんの趣味は散歩と読書です。

通算2000冊以上の本は読んでいるそうで、

好きな作家は太宰治、芥川龍之介など

インタビューで答えるほどの読書家です。

 

 

散歩でのお気に入りの場所は下北沢と話しており、

若者たちの先端の文化に触れることで

インスピレーションを受けるそうです。

 

 

 

その後、仲の良かった綾部祐二とコンビを組み、

お笑いタレント「ピース」として芸能活動を開始するわけですが、

厳しい下積み修行の時代と、売れない日々が続いたときに

 

「自分のやっていることって

世の中の何の役にもたっていないんじゃないか」

「自分の存在する意味とは一体何なのか」

 

と、落ち込み自問自答を繰り返していたそうです。

 

 

現代社会はバブル前の時代とは違い

いろいろな面で行き詰まりを感じる人達が多くなってきました。

 

 

「こんな生き方で本当にいいのか」

自分の人生に葛藤する日本国民の心をとらえ、大ヒットを記録したのは

おそらく、又吉さんならではのことなのでしょう。

 

 

又吉さんの著書が世間で評判が良く、

未だにいろんなメディアで取り上げられるのには

又吉直樹さんが持つやさしさや観察力、

そして辛いときを過ごした芸人下積み時代があったからかもしれません。

 

 

過去の有名作品とは一線を引く注目作になったピース又吉の小説「火花」

 

 

芸能人で売れる小説を書いた有名人といえば

昔、「KAGEROU」という小説をデビュー作として書き上げた

水嶋ヒロさんが記憶に新しいです。

 

当時は相当話題になった小説「カゲロウ」でしたが、

評判は賛否両論、厳しい意見も多く見受けられました。

 

 

しかし、今回又吉さんが書いた「火花」

発売日から猛烈な売れ方をしていて

水嶋ヒロさんの「KAGEROU」とは比較できないくらいの

大記録を生み出しているほどです。

 

 

そんな大ベストセラー以上の売れ行きを誇る「火花」。

あらすじをみてみると、

「僕」は熱海の花火大会での営業のあと、飲みに誘ってくれた神谷と師弟関係を結ぶ。同世代の芸人が次々と売れていくなかで、僕も神谷もなかなか芽が出なかった。しかし「僕」はその後、深夜番組に出るなど少しは売れ始めた。しかし神谷は売れないまま、同棲していた女性に恋人ができたため女性の家を追い出された。一方「僕」は、神谷を漫才で笑わせることばかり考えていた。しかし、神谷は笑ってくれなかった。

その後、神谷は借金を抱え、行方をくらましてしまった。「僕」もその後、仕事が徐々に減っていった。漫才の相方の彼女のお腹には赤ちゃんができ、相方はその彼女との結婚を決意する。それを機に10年続いた漫才コンビを解散し、芸人を辞める決意をした。「僕」は神谷と1年ぶりに再会する。神谷は、笑いを追及し過ぎた果てに、衝撃的な姿で現れた……。

 

という内容でした。

 

 

あらすじを見ただけですと、

「お笑い芸人だから芸能人生を書いているのかな、なんだか普通だな。」

と思うくらいで、イマイチピンときません。

 

 

水嶋ヒロさんの方が

「イケメン俳優が書いた天才処女作品」

という感じで、いかにも売れそうなイメージですが、

やはり完璧な人間(水嶋ヒロさんにも欠点は勿論あるでしょうが)

が書いた無難な小説よりも、

「庶民の心を捉えた」又吉直樹さんの方が

小説家としては一枚上手だったのかもしれませんね。

 

 

 

評価の厳しい採点が目立つネット通販、

楽天amazonでも

比較的良いレビューをつけられている本作「火花」

 

「小説家」又吉直樹さんの今後の作品にも期待できますね。

少し気は早いですが、次の新作が楽しみです。

 

 

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