鬼怒川決壊事故により、茨城県全域(特に常総市)に大きな危険や被害を及ぼしましたが、
堤防決壊の原因・理由が意外なところで有力視されているようです。
「人間が作った人工堤防だし仕方ない。自然の力にはかなわないな・・・。
えっ!?ソーラーパネルを設置した業者が防波堤破壊の原因だったの!?」
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鬼怒川の水害は太陽光発電事業者の掘削工事で自然堤防を削ったことが理由だった!?
結論から言うと、現在調査中で
国交省関東地方整備局河川事務所は(名前長いな!!)
現在「因果関係は分からない」と答えています。
しかし、もし本当にそうだとしたら、莫大な賠償金を請求される可能性の他にも、
批判が殺到して生活すらできなくなる可能性もありますので、
今頃ソーラーパネルの設置工事を担当した業者はトンズラしているかもしれませんね。
実は、茨城県常総市を流れる1級河川・鬼怒川の若宮戸地区では、
住民から通称「十一面山」と呼ばれている丘陵部が
自然堤防の役割を果たしていました。
しかし、昨年(2014年)3月下旬に
民間事業者が太陽光発電事業を行ったため、
横150メートル、高さ2メートル部分の地面が削られたそうです。
この工事によって
100年に1回起こりうる洪水の水位を下回ったため
民間事業者は大型の土のうを積み上げて対応しました。
その人口堤防がどの程度の耐久性があったかはわかりませんし、
そもそも民間事業者が地面を採掘した場所から堤防が
決壊する原因になったのかも分かりません。
もしかすると、実質無堤防状態だったのかもしれません。
ですが、地元民の逆井(さかさい)正夫さんという人をはじめ、
以前から鬼怒川周辺のメガソーラー設置に
危険性を訴えていた住民もいました。
確かに、結果的に今回の豪雨による、鬼怒川決壊の水害では
茨城県常総市三坂地区の堤防が決壊し、若宮戸地区でも越水状態になりました。
大水害が発生する前の地元住民の訴えは
役所の役人に言っても全く相手にされなかったそうで、
自然堤防を壊したことで自宅や私有地を破壊される被害を受けたとされる住民たちは
「住民一体となって市なり、国なり訴えたい」
と話していました。
堤防が壊れていないところでも
冠水・越水によって被害が出ていますが、
堤防が見事に決壊した、茨城県常総市の被害は
もしかすると「人災」だったのかもしれません。
越谷市 古河市 せんげん台冠水・浸水画像 鬼怒川プラザホテルも断水で大迷惑
台風18号による集中豪雨の被害状況の注意は
どうしても茨城県鬼怒川だけに行きがちです。
しかし、下の画像を見ていただければわかるように、
他の地方でも冠水・越水して街全体が混乱する状況になっています。
上の画像は、埼玉県越谷市の現在の画像です。
見事に浸水していて、町が川と化しています。
このような大水害は、関東では異常事態で初めてのことなんだそうです。
上の2枚の写真は、埼玉県越谷市にある
東武鉄道伊勢崎線せんげん台駅の状況を撮り、
ツイッターにアップされたものです。
膝まで水が浸かっていて、ゆらゆらとバランスを取りながら
歩く人々の光景が、まるで「ゾンビの徘徊」のようだと言われ、
インターネット上で話題になっています。
話は茨城県に戻りますが、堤防が決壊したのは鬼怒川だけではなく、
茨城県古河市東山田では西仁連川の堤防が40メートルに渡って決壊、
古河市久能では、宮戸川の堤防が10メートルにわたって決壊したという情報もあります。
上の建物は、国内有数の温泉地・鬼怒川温泉に宿を構える
鬼怒川プラザホテルの画像ですが、
自然を楽しめる雰囲気満載の露天風呂が全壊してしまっています。
宿の方は全館断水しただけだったそうですが、
せっかくのシルバーウィーク前だったのに予約も半分に減り、
「11日の予約客にはキャンセルをお願いしている」
という、気の毒な状態です。
観光地は人が来ないと収入ゼロでやっていけなくなるので
本当に大変そうです。
唯一被害に適応できた町 静岡県狩野川だけは越水被害に賢く対策済みだった
日本各地(特に関東・東北地方)で猛威を振るった
台風18号の低気圧で発生した、豪雨・大雨による洪水被害。
そんな中、一級河川が県内に6か所もある静岡県は
狩野川上流の伊豆天城山で400ミリ超の大雨を観測していたにも関わらず、
狩野川をはじめとした川に対策を施し、被害をゼロに抑えていました。
一体なぜ大丈夫だったのかというと、
最大で毎秒2千立方メートルの水を逃せる狩野川放水路の水門ゲートを開放し、
以前なら堤防が越水し、冠水・浸水被害が出ていたはずの
この状況に対応できていたのだそうです。
実は、静岡県は昭和33年の狩野川台風で堤防が決壊し、
流域での死者・行方不明者が853人に達する大被害を出した過去がありました。
そういった苦い経験があったからこそ、
非常事態にも備えを施し、スムーズに対応できていたのでしょう。
しかし、そんな防災先進国の静岡県でも
「河川の場合は対象となる戸数が多く、指定は難しい」のが実情なんだそうです。
国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所の竹内宏副所長は(名前が長い・・・!)
「まずはハザードマップを活用してもらい、万一の際には早めの避難を心がけてほしい」
と、住民と市の協力体制に力を入れて、自然災害を予防する取り組みをしているそうです。
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茨城県常総市で街全体が越水し、洪水によって家が流される中、
ひとつだけ流されない屈強な白い家があり、その家の家主は無事救助されました。
そして、話題になっていた白い家の正体は「へーベルハウス」だったそうです。
建築関係に関わる仕事をしている私としても、
へーベルハウスが誇る鉄筋コンクリートの耐久性は理解しているつもりですが、
あれって工事する側にとっては融通が利かないし、本当にやりづらいんですよねえ。
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「せっかく買ったばかりの家が被害に遭い、無くなってしまった。」
今回の大水害でそんな話をチラホラ聞きます。
マイホームを買うのにも、施工先の工務店・ハウスメーカーから
土地柄・災害保険など、勉強しなければならないことがたくさんありますね。
(マイホームへの夢がちょっと遠く感じた管理人でした。)
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