トルコ 爆発 自爆テロ

 

10月10日、トルコの首都アンカラ中央駅にて

合計2回に及ぶ大爆発が発生しました。

今現在発表されている被害状況は死亡者95人、重軽傷のケガ人が246人と、

トルコ史上最大規模の事件となりました。

 

 

爆発事件当時は、トルコ政府に反発するクルド人武装組織

「クルディスタン労働党」(PKK)への、トルコ軍からの攻撃を停止するように

要求するデモが行われていました。

(上の画像はデモ中に、大爆発が発生した直後の写真です。)

 

 

そのため、爆発の原因・理由は反政府組織との摩擦が問題だったのではないかと

思われています。

しかし、最近になってイスラム国(ISIS)による自爆テロが

原因なのではないかとも疑われるようになりました。

 

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トルコ大爆発の原因その1 政府軍とクルド人による反政府組織PKKの対立関係

 

 

トルコ政府軍は、今年(2015年)7月から、

現トルコ政権に対立しているクルド人武装組織「クルディスタン労働党」(PKK)

に対して、PKKの拠点を空爆するなどの攻撃をしました。

 

 

それに対抗するクルド人武装組織は、

トルコの警察組織や軍隊への報復活動を行っており、

関係は悪化の一途をたどっていました。

 

 

そこで、NGOや労働組合らが10月10日に

PKKへの攻撃をやめるよう求める和平デモを行っていましたが、

今回の大爆発事件はそこで発生することとなってしまいました。

 

 

 

一見すると、トルコの右翼団体による爆発テロのなのかと思いますが、

爆発当時、現地には現政権と反対する

クルド系政党の国民民主主義党(HDP)の支持者が多く集まっていたそうです。

 

 

そのことを考慮すると、爆発の原因はトルコ現政権に賛成する側ではなく、

トルコに反対するクルド人の組織による自爆テロが原因なのではないかと

考えられます。

 

 

 

トルコ政府も、大きな被害をもたらした今回の爆発理由は、

「2人の実行犯による自爆テロ」と断言しています。

 

 

また、トルコのダウトオール首相も

「国民と国家の団結を狙った攻撃だ」

と、自爆テロであることを前提にした批判声明を出しています。

 

 

しかし、一体誰が、どこの人間が自爆テロをしたのかと言うと、

次に紹介するイスラム国(ISIS)が元凶なのではないかという考えが強くなっています。

 

 

トルコ大爆発の原因その2 中東のテロ組織イスラム国(ISIS)の仕業による自爆テロ

 

 

死者95名を超え、250名以上もの負傷者を出しており、

その甚大な被害状況にトルコ国民はショックを受けていますが、

実は本当の原因は、国内の自爆テロではなく

「過激派組織イスラム国(ISIS)による行為だったのではないか」

という可能性が浮上しています。

 

 

というのも、以前7月にシリアとの国境沿いで

イスラム国による自爆テロが発生しており、

その時は30名以上の人間が死亡しました。

 

 

そして、今回の大爆発とその自爆テロの状況が非常に似ていることを

トルコの捜査当局が発表しているのです。

 

 

トルコは中東の激しい紛争地帯に近いので、

治安が良くない、危ない国だという悪いイメージが付きまとっています。

 

 

実際住んでいる日本人からの話では、

意外と普通に暮らせるということを聞いています。

 

 

しかし、このような自爆テロで大勢の人が

被害に遭う状況をニュースや新聞で見ると、

「危険な国トルコには絶対に怖くて行けない!」

と恐怖感を抱いてしまいますよね。

 

 

トルコは美味しい料理や、アイスなどのお菓子、そしてお土産がたくさんある

魅力的な観光地ですが、こういう危険な情報を聞くと、

治安が悪くてとてもグルメなんて楽しめない雰囲気を持ってしまいますよね。

(一回くらいは行ってみたいんですけどねえ。

度胸と勇気のない私にはやはり無理かも)

 

 

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