東洋ゴム会長社長が退職した理由 事件後のずさんな性能安全検証

 

東洋ゴム会長・社長等取締役5人が辞任する人事を発表しました。

 

「そういえば以前も何か問題起こしてたような・・・」

東洋ゴムは、なぜ偽装問題を繰り返し引き起こすのでしょうか。

 

調べていくと、教訓を活かすことが出来ず、

事件後の今現在もずさんな安全確認検証を行っていること

わかりました。

 

 

東洋ゴムの取締役5名が引責辞任した理由 免震ゴムの免震偽装だった

 

 

東洋ゴム工業は、免震ゴムの性能データを改ざんし、

国の基準に満たない、または性能が確認できていない製品を

154棟の建物に使用していたことが分かりました。

 

 

東洋ゴム工業から今回辞任することが決まったのは

信木明会長(60)

山本卓司社長(58)

久世哲也専務執行役員(57)

他、合計5名。

信木会長、久世専務は7月1日で辞任することが決定したそうです。

 

 

弁護士の調査によると、その他にも東洋ゴム社員13人が

免震ゴム偽装問題に関与していた可能性があると報告がありました。

 

 

偽装問題を引き起こす原因 経営トップの認識とリスク管理体制の甘さが理由

 

 

実は、今回事件を引き起こした東洋ゴム工業、

2007年にも断熱パネルの性能データを偽装し、

大きな問題になった経験があります。

 

 

どうして同じような事件を繰り返し引き起こしたのでしょうか。

 

 

免震ゴムデータ偽装問題について調べていくと、

今回の免震ゴム偽装は、会社全体で話し合って決めたことなんだそうです。

 

 

「もし、免震ゴムの偽装がばれてしまったら、

膨大な対応費用が発生してしまうことになる。」

 

 

東洋ゴム工業はこれを避けるため、

性能が国家の定める基準に満たない製品を

「社内特例」として扱うことができるように決めたそうです。

 

 

それにより、会社内部から外部に免震偽装を公開することもなく、

リコールも行うこともせず静かに解決させようとする算段だったのです。

 

 

ここで問題になるのが、

免震ゴムデータ偽装を内部通報される恐れがあるということ。

 

東洋ゴム工業は、内部通報されるかもしれないという問題を

「リスク」としてとらえ、

会社に不満を持つ社員のリストを作成するなどの

対応策も計画していたのだそうです。

 

 

会社全体で世の中をだますことを決めていた・・・

つまり、会社の「利益のためならしょうがない」

「めんどくさいことはごまかして避けよう」

という社風が今までの偽装問題を引き起こす原因だったのです。

 

通常なら会社トップがとめなければならないことですが、

トップ全員がこんな体たらくでは、どうしようもありませんね。

 

東洋ゴム 画像 

 

信木明会長(左)と山本卓司社長(右)の顔写真。

画像は山本専務が社長になるときの記者会見ですが、

このときは

「当社の強みである技術力をさらに磨き、

その上で生産力と販売力の規模を拡大していく」

と話していました。

 

東洋ゴム

「いやあ!技術力ニッポンにふさわしい会見内容だ!」

と思ったのもつかの間、

頭を下げまくる悲しい結果になってしまいました。

 

(なんだか「ふさわしい!」

とか書いてしまった私の方が恥ずかしくて

仕方なくなってきましたよこれ。)

 

 

免震ゴム偽装 発覚後の性能検証のずさんな内容

 

しかし、免震ゴムデータ偽装は世間にばれてしまいました。

すでにデータ偽装ゴムが使われている建築物の安全性を確認するために

安全検証を行いました。

 

 

154棟すべての検証終了後、

結果は「震度6強から7程度の地震でも倒壊の恐れはない」

と発表、国土交通省も適切と認めました。

 

 

「きちんと検査もしたし、これなら安心なんじゃない?」

と思ってしまいがちですが、

この検証にはひとつ問題点があります。

 

 

 

その問題とは、今回の検査は国交省の人手が足りないため、

メーカー側の性善説を前提とした審査方法で行っていたということです。

 

 

こんなに不祥事を起こしている会社なのに、

その会社の提示した検査方法で審査を行っていても大丈夫なのでしょうか。

 

「会社の定める審査方法だから百パーセント安全だね!!」

とは到底思えるはずがありません。

 

 

幸い、不良品が使用されている3千基は

2年の時間をかけて交換することにはなってはいます。

 

 

しかしながら、同じような不祥事を起こした東洋ゴム工業、

もう二度と同じ不祥事は引き起こさない・・・・とは思えません。

 

 

大きな企業はやりたい放題なところがありますが、

トップ陣営は全て入れ替え、

クリーンな会社になってほしいと願うばかりです。

(ところで私の住んで家は大丈夫だろうな??

と今回の偽装問題ニュースを見て余計な心配をするチキンな私でした。)

 

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