チョコレート 値上げ

チョコレートメーカー業者は今年(2015年)7月より

チョコレート関連のお菓子等を値上げすることが決定しました。

 

 

チョコレート商品の値上げ率は10%以上高くなるものがほとんどで

甘いもの、お菓子やケーキが大好きな私は

「高すぎイイイイイイイイィィィィ----------!!!」

と叫ばずにはいられません。

 

 

その他にも、小麦粉を使ったパンなどの食品や、

バターやチーズといった乳製品の価格も値上げすることが決まっています。

 

 

なんだか、アベノミクスになれば生活が楽になると政府は言っていますが、

円安でも円高でも関係なく食料品、生活用品は

値上げを続けているように感じます。

 

一体、なぜ、食品の値上げが続くのでしょうか。

 

 

調べてみると、実は生産農家の切実な生活事情が

値上がりの背景になっていました。

 

 

チョコレート製品が高くなる原因はカカオ生産農家の減少にあった

 

 

チョコレートを作る原料は、カカオと呼ばれる植物の中にある豆です。

チョコレートがの値段が上昇するということは、

このカカオ豆の価格が高騰しているということになります。

 

 

値段が上がればカカオの生産農家はウハウハで、

生産農家もさらに増えるんじゃないかと思いがちですが、

本当はその逆です。

 

実は、カカオの値段が安すぎるために

カカオ生産農家はカカオ農業を辞め、

天然ゴムなど収益性の高い農産物を生産するようになってしまっていたのです。

 

 

カカオ豆農家の数が減っても、世界中のチョコレートの消費量が

減少するわけでもありません。

 

 

需要は以前のままなのに、供給量がどんどん少なくなっていきます。

その結果、従来の需要と供給のバランスは崩れ、

カカオ豆の値段が高騰、

チョコレート製品の価格も値上げせざるを得なくなってしまったわけです。

 

 

また、今夏はエルニーニョ現象など気候の影響を受け、

カカオ豆の生産量がより低下しているそうです。

 

それを理由にしてか、チョコレートを扱う各メーカーは

軒並み商品の値段を釣り上げています。

(どうせ大儲けしてるんだからもうちょっと

安くしてもいいんじゃないの・・・。え、ダメ・・?)

 

 

カカオ豆生産農家を守る体制作りはまだまだ発展途上 今後の政策に期待

 

 

カカオ豆生産農家は

ヨーロッパの国々の占領政策もあり、

昔から貧困状態が続いていました。

 

 

その悪い名残が今現在も続いているわけですが、

カカオ生産国のコートジボアール政府は2012年から

カカオの価格を大幅に引き上げる施策を実行に移しています。

 

 

しかし、その国家政策はまだまだ不十分であり、

コートジボアール等のカカオ生産国だけではなく、

各国政府がカカオの輸入価格を上昇させることに協力的に

なることが必要条件になると言われています。

 

 

日本でも少し前から

「フェアトレード」商品というものが増えてきました。

これは生産農家の生活を守るために、

通常よりも高い価格で商品の原料となる農産物を購入するものです。

 

 

フェアトレードのチョコレートや果物は

品質の高さを条件にしているのか、味も美味しいものが揃っています。

 

今後こういった商品が増えていけばカカオ生産農家が

減ることもなくなるのでしょうか。

「いやまてよしかし、

そうなるとカカオの値段はさらに高騰、

チョコレートは庶民の手に届かないことに・・・・

なりかねないことにもなるのか!?

 

好きなチョコレートが食べられないのはちょっとキツイな!!」

などと自身の周りのことしか考えていないようなことを考えてしまい、

自己嫌悪に陥る私でした。

ちょっとは協力する余裕を持たないとね。)

 

 しばらくはお得用チョコレートで

この厳しい時代を切り抜けるしかないかもな!!!